戦争とミステリー作家

多摩市の図書館で西村京太郎氏の小説を借りまくって、
結構古い本がないため日野市の図書館まで遠征した。
300冊以上(棚に並べられていないのも含めて)あるようなので
いっぱい借りてきた。
そのうちの一冊、「戦争とミステリー作家 なぜ私は「東条英機の後輩」になったのか」
ものすごくおもしろかった。

もともとエッセイとして連載されたものをまとめたものだから
小説ではない。
陸軍幼年学校のこと
京都に対するツッコミ
山村美沙さんとの出会い
中でも一番面白かったのが、売れなかった時代の苦労話。
「四つの終止符」「天使の傷痕」「太陽と砂」への愚痴のような思い出話。
「太陽と砂」のそれ自分で言っちゃう? な感想がひどい。

わけのわからない

自分で言いますかね。
声を出して笑ってしまった。
賞を取りたくて一生懸命書いた小説だろうに
何十年も後から考えたらこんな感想になってしまうのかな?

「太陽と砂」は多摩市の図書館にあったので読んでみたけども
後年の十津川警部物みたいなひどさはなく、
3人の主要登場人物の青春と挫折の物語で、
むしろいい作品。

西村京太郎先生はトラベルミステリーが売れてしまったため
こういう青春恋愛ものは封印してしまったけども
もったいない作品だと思う。







ネタバレするよ
最後沢木の目の前で前島は踊りながら砂漠に消えていくのだが
小説だとそれが沢木の見た幻影か実際に起こったことかはっきりしない。
ところが西村京太郎先生の回想によると
幻影ではなく前島本人だったことになっている。
前島、砂漠に消えていったんだなあ。

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